代表幹事ごあいさつ
一般社団法人 金沢経済同友会
代表幹事 浜崎 英明
代表幹事 福光松太郎
代表幹事 砂塚 隆広
私たち金沢経済同友会は、「ふるさとのありように心を砕く」を活動の理念に掲げながら地域経済の発展を図り、多くの住民が、「ふるさと」に誇りと自信を持つことのできる地域社会づくりを目指しています。また、現実的で具体的な提言やアイデアを、自ら行動することによって実現していこうという方針も活動の志に掲げています。
2015年3月、長く待ち望んだ北陸新幹線の金沢開業が実現しました。私たちは、このふるさとが、内外から人を引き付けてやまない魅力的な地域であってほしいと願い、ここ10年余りの活動の照準を、北陸新幹線金沢開業に合わせ、さまざまな「ふるさと磨き」を展開してきました。そして、新幹線開業1カ月後には、金沢で第28回全国経済同友会セミナーを開き、全国から集まった1300人余の経済人とその同伴者に、新時代を迎えたこの地を印象づけることができました。
私たちは「歴史と文化を大切にした地域づくり」の重要性を認識し、活動の柱に据えています。いたずらに観光客に迎合するのではなく、この地に根付く歴史に裏打ちされた本物の文化に磨きをかけ、本物を理解する人たちに繰り返し訪れて頂きたいと思うからです。一過性に終わりがちな観光に頼るのではなく、どうすればこの地域が引き続き輝いていけるのかを今後も真剣に考え、具体的に取り組んでいきたいと思っています。
これまでの活動の柱であり、数々の成果を生んできました「金沢創造都市会議」の開催、「金沢検定」の実施、「企業市民意識」の醸成を図る「企業市民宣言の会」などの活動は、全国各地の44経済同友会の中でも他に例を見ない独自の活動として進化を図ります。
新型コロナウイルス感染症が拡大し、石川県内の経済・社会にも深刻な影響を及ぼしました。しかし、こんな時こそ、あらためて足元を見つめ直し、ふるさとの魅力を再発見する機会を創り出してまいりたいと思います。
私たち金沢経済同友会は、心ある経済人の方々とスクラムを組んで、これからも積極的な提言を行い、その提言の実現に向けた行動を力強く進めていきたいと考えています。